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思考の道場

答えのない、問いのまわりをぐるぐると。

【旅行エッセイ】 瀬戸内海旅行

旅行エッセイ

直島と豊島に行ってきた。初一人旅。

忘れるといけないので忘備録。

 

<心に残っているところ>

地中美術館 ジェームズ・タレルの作品。

光の中に入り、立ち止まる。くるっと後ろを振り返ると、さっきまでいた場所が黄色がかった光につつまれている。もう戻れないのかと思った。あっちの世界にいってしまった感じ。

 

この間村上春樹のエッセイで、「一度死ぬような体験をした」という趣旨のものを読んだけれど、こういうことかな、と思った。

死ぬという恐怖があるわけではなく、ふっとあっちの世界にいってしまった感じ。今までいた場所を遠くに感じる。世界は光に包まれている。

 

②家プロジェクト ジェームズ・タレルの作品

こちらも光を使った作品。真っ暗闇の中、しばらくじっとしていると、ぼんやりと白い光が浮かんでくる。慣れてくると歩くこともできた。白い光の中に手を入れる。何もつかむことはできない。ここから先はあっちの世界みたい。暗闇に包まれる安堵感を味わう。

 

③家プロジェクト 宮島達男

今回一番気になっていた作品。水面に揺らめく数字。1から9まで、それぞれの速さで数字が切り替わっていく。9のあとは0ではなく、一旦数字が消え、また1から生まれていく。

 

生きものの一生を見ているようでなんだか涙が出そうになった。いつまでも見ていたかった作品NO.1。再び訪れ次はもっとのんびり見たい。

 

④心臓音のアーカイブ

一人で入室。暗闇の中、中心にある心臓が、心臓音に合わせて点滅する。自分の心臓も一緒に鼓動しているみたい。向こうの壁際は真っ暗、聞こえるのはどくんどくんという大きな音のみ。これも壁に手をつくと向こう側に行ってしまう気がした。(度々の言及で申し訳ないけれど)村上春樹が描く内面世界みたいなものを彷彿とさせた。今回の度で一番怖かった場所。

 

⑤トトロの猫バス

直島で道を間違え、急な坂道を上る。ふっと横を見ると草むらにボートが。

そしてバス停のサイン。なんと猫バスが泊まるらしい。いつでも来るとのこと。じっと待ってればよかったかなあ。

 

その反対側を見ると、一面の海。天井からは天使の梯子のような光が。今回見た景色の中で一番綺麗だった。

 

豊島美術館

静かで居心地のいい場所。美術館とは思えない。無限に湧き出る水。生まれ、集まり、離れ、消えてゆく。水が本当に生きものみたいだった。

 

もっと長くいたかったけど、足が冷えすぎて止む無く帰ることに。暖かいときに再度訪れたい。

 

⑦島のみなさん

泊まった民宿のご主人。丁寧に道をおしえてくれました。また来てねと言われたのでもう一度ここに泊まりたい。

豊島で案内してくれた女の子。道そっちですよー!と叫び、追いかけてきてくれた。

案内してくれたおかげで無事着けたし、フェリーの時間にも間に合いました。本当にありがとう。何かお礼ができたらよかった。

豊島のフェリー乗り場のおじさん。乗る人は私だけだったためか、フェリーが来るまで世間話をしてくれた。旅行者にも気さくに話してくれて嬉しかった&安心した。

 

一泊二日だったけれどずいぶんと長い滞在のように感じた。また再び、今度はもう少し長く滞在したいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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