不確かな自分
疑問を抱くのはいけないことなのか。
一度か二度、それじゃやってけないよというようなことを言われたことがある。
覚えているってことは、結構傷ついたんだろう。
でも自分という不確かな、わけのわからない、最も恐ろしい存在を、
全く疑いもせずに生きていくということ自体、私にとっては不思議だ。
異なるものを退けなければならないほど、
私たちは脆くもないし、確かなものでもない。
たかだかその程度で崩れ去るものなど、私たち自身ではない。
変化していく中で、変化しないもの。
それを見極めたい。
変化しないものを見つけるためには、変化しなければならないのかもしれない。
守ってばかりじゃ、何もわからない。
でも一体、何を恐れて、異なるものを退けてしまうのだろう。
変化を?否定されることを?弱さや脆さが露呈することを?
生きていくこと自体が問いだし、きっと生きていくこと自体が答えを出していくことなんだろう。