【旅行エッセイ】 その開放感はどこからくる?コペンハーゲンとストックホルムという街。
少し前になってしまうのですが、一日が一番長いときに北欧に行ってきました。
デンマークのコペンハーゲン、スウェーデンのストックホルム、そしてエストニアのタリン。ちなみに私は行くまでバルト三国は東欧だと思ってたのですが、国連だと北欧に分類されているそうです。
上の記事でも書いたのですが、北欧の人たちは本当に夏時間を楽しんでいる印象を受けました。夏は短いから、その日の光や、肌に触れる風や、宇宙まで飛んでいきそうな高い空を愛おしむかのように、テラスや公園のベンチや芝生の上で過ごしている。
コペンハーゲンもストックホルムも都会なのですが、人口密度が低いからか、道や公園のスペースが都心に広くとってあるからか、開放感がありのんびりしています。こんなところで夏を過ごせたら、夏に求めるものなんて何もありません。まあ案の定物価が高くてちょっとごはん食べただけで数千円飛んで行ったので、長期滞在が難しいところですが……。
そんなコペンハーゲンとストックホルム、一番印象が強かったのは睡眠を妨げる日照時間でものんびりした空気でも財布が薄くなる物価でもなくて、ジェンダーに対する寛容さです。トイレはジェンダーフリーですし(男女一緒)、異性同士以外のカップルや、カップルとその子どもという家族も見ることが多かったです。住んでいるドイツよりも見かけたので、実際に違うのかなあと思い確認してみました。
Country Ranking | Rainbow Europe
セクシャルマイノリティに対する各国の施策や権利、理解をランキング形式にしたもの。デンマークは6位でスウェーデンは12位。ドイツは16位になっているので、スウェーデンとはそんなに差があるわけではないですが、スウェーデンのオフィシャルサイト(Gay-friendly Sweden)では、セクシャルマイノリティに関する社会状況や権利がきちんと載っています。ちなみに一位ってマルタ島なのか……!気になる行ってみたい。
ストックホルムやコペンハーゲンで感じた開放感は、こういうところからも来ているかもしれません。空港とか美術館における男女別でないトイレは初めてだったので最初は戸惑いましたが、全て個室だし、慣れるとそれが当たり前になるんだろうなとありありと実感しました。
次はエストニアの首都、タリン。