思考の道場

答えのない、問いのまわりをぐるぐると。

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

自分は自分でしか幸せにできない

誰に応援されたって、信頼されたって、認められたって、愛されたって、自分で自分に対してそれらができていないと、意味がない。自分で自分に納得していなければ、幸せだと感じられない。逆に言えば、どんなに悩んでも、苦しんでも、上手くいかなくても、不…

何を表現するか、ではなく、何で表現するか

小説でしか表現できないことがある。 絵画でしか表現できないことがある。 音楽でしか表現できないことがある。 でも、所謂『アート』だけでなく、ビジネスだってものづくりだって子育てだって料理だって恋愛だって、ある意味一つの表現方法なのだろう。 全…

乾いた文体

乾いた文体が、好きだ。 パサパサした文体。 簡潔で、あっさりしてて、それでいて小気味よく、テンポよく。 感情をこまやかに描くのではなく、 行動の描写の反復で推し量る。 べたっとしたねばっこい文章も好きだったけど、最近専ら乾いた文体を読みたくなる…

ドイツ 冬

ドイツの冬は、長い。 大抵の日は曇っている。曇っている日の空は、同じようでよく見ると違う。 見ているこちらも気が滅入ってくるような、どこまでも続く曇りの日もあれば、 遠慮がちに青空が顔をのぞかせている曇りの日もある。 色という色を吸い込む鉛色…

現実という強固な物語

現実が強固すぎると、つまり最も信じられている常識や習慣、価値観以外のそれらがあるかもしれない、ということが疑問に抱かれすらしないと、息苦しく感じる。 答え以前に、問いが共有されていないのは、苦しい。 現実が一つの強固なファンタジー、物語だと…

言葉拾い

物語を読むということは、広い海から自分の言葉を拾ってくるということ。 その言葉で、自分の世界を立体的に、少しずつ構築すること。

ドイツ 保険

ドイツに長期滞在(3か月を超える場合)される場合は、絶対にドイツの保険に入ってください。 日本で入ってきた保険は旅行保険なので、入学許可の際やビザ申請の際に認められにくい・認められないことがあります。 そういう私は、自分の大学で日本の旅行保険…

心(ものごとの捉え方)を鍛える

心を鍛えるというと、なんだかスポ魂みたいに聞こえるけれど。 私は、「生きやすさ」というのはある程度訓練することができる、と考えている。 そう、体力が鍛えられるように。 生まれつき体力のある人と少ない人がいるけれど、少なくとも鍛えることはできる…

恋愛以外の「耳をすませば」

ジブリ続きですが。 耳をすませば [DVD] 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 発売日: 2002/05/24 メディア: DVD 購入: 13人 クリック: 426回 この商品を含むブログ (418件) を見る 耳をすませば と検索すると、候補で「鬱」と出て…

魔女の宅急便と才能

意外にもちゃんと見たことがなかった、ジブリ、魔女の宅急便。 魔女の宅急便 [DVD] 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 発売日: 2014/07/16 メディア: DVD この商品を含むブログ (7件) を見る キキの「ほうきで飛ぶ」という魔女の特徴…

ドイツ ケータイ Wi-Fi

ドイツのケータイについて。 ①日本のケータイは使えない ほとんどの日本のケータイは、キャリア(au,ドコモ、ソフトバンクなど)との契約を通じて機器を購入しており、SIMロックがかかっています。 つまり、ドイツでSIMカードを買って挿入したところで、使え…

少女マンガと「人の弱さ」

久々に、昔読んだ少女マンガを読んでみた。 読んでみて、子ども向けだから、マンガだから、とあなどれないなと痛感。 子どもの頃好きだったマンガを読んでいて、ふと共通点が浮かび上がった。 それは、「人の弱さ」を描いている、という点である。 砂時計(…

ドイツ ハンブルク

電車を降りると、海の匂いがした。 小さな港。帆を張った船がひしめきあっている。 港が目に入った瞬間、心がふっと開いたような気がした。 どれだけ小さくても、海は人の心を開いてくれるみたいだ。 日曜日。港沿いのマーケット。 バナナとパイナップルの空…

ブログ

ブログって、自分だけの世界をつくるのに似ている。 コツコツ、こつこつ。 小さいころ、積み木やレゴで、自分だけの家や街を、作ったように。 自分の中にあるものが、ほんの少し、立体的に見えてくる。

映画の映像美

映画はあまり見ないけれど、図書館で借りられるので最近見るようになった。 私は小説に勝る媒体はないと思っていたのだが、井口 奈己の「犬猫」を見て衝撃を受けて以来、当たり前だけれど、映画には映画でしか表現できないものがあるんだなと実感した。 「犬…

村上春樹の文章

前に内田樹さんのどこかの本で、村上春樹は倍音を奏でる作家だと書いていたけれど、 「遠い太鼓」の一行目を読んで、これか!と合点がいった。 「その三年のあいだ、僕は日本を離れて暮らしていた。」 「その」というのは、既に自分と相手の間の文脈の中で…