2016-01-01から1年間の記事一覧
夜が、みじかい。 11時くらいにやっとくらくなったと思いきや、早日付が変わった3時には朝がやって来る。 あんなに冬の夜長にうんざりしていたのに、眠りが浅くなって夜が恋しく思えるのだから、つくづく人って(それとも私だけ?)って勝手だ。 北欧、デンマ…
友人の万葉ちゃんがサリンジャーの「フラニーとズーイ」についてつぶやいていたので、私も再読したくなって手に取った。 サリンジャー『フラニーとズーイ』すごく、濃い小説。これは…?ってページ戻ったり、人物のそぶりに同感したりしてたら、読み終えるの…
前回の旅行: chikichiki303.hatenablog.com マケドニアからバスで国境を越え、ブルガリアの首都ソフィアへ。 ところでブルガリアって、知名度抜群だけど行った人が少ない国ランキングをつくったらきっと上位に食い込むと思う。 ブルガリアと言えばヨーグル…
テッサロニキからバスで北上して、マケドニアのスコピエに向かう。 マケドニアに入ってからは、ひたすら山道。首都スコピエも背後に高い山がそびえている。山に囲まれた景色にほっとするのは、おばあちゃんちの景色に似ているからかな。 スコピエは1963年に…
こうやってみっつ並べると、春樹氏の「ダンス・ダンス・ダンス」みたくなりますね。 日本に全部村上春樹の小説を置いてきてしまったので、読みたくて読みたくて仕方ありません。たとえどんなに元気でも、ドイツ語の本読むから手元になくて大丈夫、と希望的観…
前回の記事と前後しちゃうのですが、先月お休みを利用してギリシャのアテネ、ギリシャ二番目の街テッサロニキ、マケドニアの首都スコピエ、ブルガリアの首都ソフィアに行ってきました。 ドイツに留学して半年以上、つまりドイツ的きっちりさとかまじめさとか…
というのは願望です。無性にきんぴらごぼうが食べたくなりました。 きんぴらごぼうは何回つくってもどうも旨くできません。ごぼうが上手くささがきできないからかな。それとも辛いのが苦手ゆえ、七味を思いきってかけられないからだろうか。 ★★★ 5月は連休が…
リスボンから電車で40分くらい行ったところにある、シントラという街に向かう。 ドイツもそうだけれど、ヨーロッパの列車にはボックス席が多い。 そしてそのボックス席は新幹線の座席みたいにくるりと回転することなんてなくて、3日間放置された餅のごとくど…
リスボンの第一印象は、ドイツと全然違うということだった。 それだけでもここまで来たかいがあるというものだ。 まず椰子の木なんて生えている。道はでこぼこ、車の来ない赤信号の前で待っていたりしない。建物はそこまで重厚感がないし、ピンクだったりと…
ベルリンから3時間半、ヨーロッパの最西端にポルトガルという国はある。 ポルトガルという国にイメージなんてなかった。言い方は悪いけれどスペインのおまけ、スペインの横にちょっとくっついた国。 でもイメージがわかないからこそ、スペイン行ったことない…
無性に旅行記が読みたくなる、ことがある。 世の中には旅好きの人がたくさんいてそういう人と比べると私は全然なのですが、遠くに行きたい願望だけは立派にあるみたいで、そういうときに旅行記が読みたくなります。 というわけで角田光代さんの「いつも旅の…
永遠に続くかと思われた冬(誇張表現ではない)がやっとその終わりを見せてきた、ドイツ。 留学生活も残り三か月を切って、そろそろカウントダウンが始まったかな、という頃。 やっとやっと、身の回りが春めいてきました。 新緑が目に柔らかな視線を注ぐ中、…
何気ない日常に、ふとぬるりと入り込んでくるもの。 私はそういう話が好きです。ホラーは苦手なのでホラー的な意味合いはありませんが。 chikichiki303.hatenablog.com この間トラムをぼーっと待っていたのですが、ふと隣の小さな男の子がお母さんに話しかけ…
ヨーロッパと言えば、の後に続くのは数あれど、そのうち早めに出てくるのが「綺麗な街並み」じゃないでしょうか。 ドイツも都市によりますが、古い町並みを残しているところはこっちが飽きるくらい建物の外観が統一されています。 翻って日本。特に東京をは…
呪われたスーツケースって知ってます? 何度もなくなってしまうスーツケースのことです。 直行便にも関わらず、失くさないでねって念を押したのにもかかわらず、あの空港バゲージクレームの口から一向に出てこないスーツケース。 というのは飛行機に乗って、…
日々の他愛無いはなしの中で、誰しも苦手なネタに遭遇することがあると思うのですが、私にとってその最たるものはお笑いとかバラエティです。 テレビがないということがまあ最たる外的要因ではあるのですが、かと言ってyoutubeとかでも見ることはありません…
自分をなくす、って聞くと、どんなイメージが浮かびますか。 ポジティブ、ネガティブ?いいこと、あんまり起こってほしくこと? 私はというと、ネガティブなイメージをもってしまいます。何だろう、本来の自分らしさを失ってしまう、みたいなイメージ。周り…
私は美術館に行くのが結構好きで、誰かと連れ立って行くことがあるのですが(というか私が引っ張っていくことがあるのですが)、たまに「どう楽しんでいいかわからない」「どう振る舞っていいかわからない」と言われます。 その度に私は軽いショックを受ける…
人間など嫌いだ なんて言ってみたい。 私は結構、山奥に籠った仙人みたいな人とか、図書館に一人もぐってひたすら研究してる人とか、田舎に引っ込んでこりこり小説書いてる人とかに憧れます。 一人でのんびりするのは好きだし、去る者追わず来るもの拒まずと…
1年くらい忘備録としてつけていたこのブログを、先月あたりから発信用に変えています。 chikichiki303.hatenablog.com 上記の記事では文章の文体が変わってく…みたいな話をしたんですが、他にも徐々に変わってきたなあと感じることがありました。 それは、目…
普段カタイものを書いていると、ふとやわらかいものについて書きたくなりません? 私のブログはそれなりに毎回テーマを決めて書いてるので、たまに中身のないものについて書きたくなります…というわけでこの記事はエッセイ的ななにかと名付けてみました。 で…
よくよく考えるとよくわからなくなるもの。それは自分の主体性。 21世紀型の人間というとアレですが、これからの時代は自分で決めて切り開いていかなくてはならない、というのをたまに耳にします。正解がなくなって、選択肢が増えたから。 勿論そうだなあと…
誰しもが繊細というか、敏感に反応してしまうところを持っているかと思います。 すいーと流せばいいのに、アンテナが立っているせいか、引っかかってしまうこと。 周りは引っかかっていないから、あれ自分だけ・・・?と思ってしまうこと。 私はというと、人…
まだまだ気温が一けた代の日々が続きますが、少しずつドイツにも春の気配が。 ながーい冬を振り返って思うのは、あんまり難しい顔するもんじゃないなあと言うこと。 私は根がマジメなところがあるのか、すいーっと済ませればいいところを、いやいやほんとに…
ここではないどこかに行きたくて、からだがむずむずする。 そんなからだを伴って、私はここ遠く離れたドイツにいます。 ドイツ語にFernweh(片仮名で書くとフェルンヴェーかな)という言葉がある。 Homesick(ドイツ語だとHeimwehハイムヴェー)の言わば対義語…
3週間の旅行も今日で終わり。 今回の旅行は、視野が広がったというよりは、 余白が広がった旅行でした。 余白が広がるって? ★★★ 見知らぬ土地をいろいろまわると、当たり前だけど知らないことばかり。 私は事前にあんまり下調べしてから行かないので、当日…
ウィーンなう。 なうという語尾がラインとかで照れずに使えるようになったのは最近のことです。よく考えるとそっちの方が恥ずかしい。それくらいなうは個人的難易度の高い語尾でした。 ウィーンにいると、夜にオペラとかコンサートとかに行くのが半分義務化…
更新が遅くなってしまいました。 予定が重なったので3週間の旅行中。 私は2泊3日とかのプチ旅行が好きなので、3週間連続して旅行に出るのは初めて。 旅行に出て1週間くらいで疲れが抜けなくなりました。 子どものころって疲れが次の日に響くとか、そんな概念…
路地裏、路地うら、ろじうら。 大通りからふっと一本入った、小径。 路地裏ってなんだか、わくわくしませんか。 チェコの南のほうにある、チェスキークルムロフという街に行ってきました。 見るからにオフシーズンの避暑地というかんじ。観光客しかいなくて…
このブログを始めてかれこれ一年が経とうとしています。 でも見ているだれかを考えて書いていたわけではなくて、純粋に自分用の忘備録としてつけてたので、メモカテゴリの記事がたくさん。 そんな感じで去年までつけてたんだけれど、あるときぽちぽちとスタ…